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2024年03月21日20:29

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陽は舞い踊る甲子園2024〜10〜傷だらけの勝利

勝利して整列したとき背番号5はいた。宇治山田商のサード中川君は3回の打席で頭部に死球を受けそのままストレッチャーで運ばれた。あの状況を見ると病院で精密検査を受けたはずだ。彼は最後の校歌をみんなと一緒に歌った。背番号7の郷君とともに・・・

宇治山田商は2回に小泉君の2塁打と犠打で1死3塁から剛君の犠飛で効率よく先制した。さらに安打が2本続いたが東海大福岡のエース佐藤君はここは踏ん張った。そして3回の表、中川君は2死無走者で打席に入って死球を受けたのだった。

その後中川君に替わって河村君がサードに入って迎えた3回の裏。東海大福岡は先頭の佐藤君が安打で出るも進塁打が打てず2死、そこから盗塁と連打で同点に追いついた。

微妙だったのが4回の攻防だ。宇治山田商は1死から2塁打で出塁するとバントを捕手がお手玉して内野安打。盗塁のあと内野ゴロバックホームが間に合わず野選で1点。さらにスクイズバントを捕球した投手が素早いバックホームで3塁走者を三本間に挟みながらタッチをすり抜けられて満塁。そのあとワイルドピッチが2度で合計3点を奪った。

その裏の東海大福岡は2死から唐崎君が2塁打。そして井上君のレフト前安打が出るが3塁コーチが止めているのに強引に2塁走者は本塁突入でタッチアウト。

1−1の同点から1安打で3点取った宇治山田商と2安打で無得点だった東海大福岡。流れは宇治山田商にいったはずだ。

だが試合はまだわからなかった。5回の裏の東海大福岡は内野安打と四死球2つで2死満塁。ここで藤本君野上君と連打が飛び出して同点に追いつき手放したかと思われた流れを取り戻す。そして宇治山田商にまたしても不運な事態が起こる。6回のレフトフライを好捕した郷君が脚を痛めて交替。中川君の死球に次ぐ故障による退場だ。

しかし彼らの思いを背負った残りの選手たちは6回に四球で出したランナーを送って8番加古君、9番加藤君が連打で5−4とリードした。そして8回から3人目としてマウンドに上がった中村君は8回、2三振を含む三者凡退。9回は先頭に安打を許したがエンドランで三振併殺にとり最後もフライアウトで勝ち切った。

東海大福岡はミスでの失点も走塁ミスによる得点逸脱もあって敗れたというように見えるが、実際に球場で試合を見ていて宇治山田商はその相手ミスによるラッキー勝利だったとは逆に思えない。故障者が出た時のベンチの様子や選手たちの立ち振る舞いから彼らが堂々たる勝者に値するとボクは思った。



宇治山田商
010 301 000 = 5
001 030 000 = 4
東海大福岡

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