mixiユーザー(id:11073381)

2024年02月26日22:07

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労働時間

うちにはベランダにリスがやってくる。毎日のようにクルミを置いておくんだが、当然毎日同じ時間に来る訳でもないし、毎日来るわけでもない。どうも冬は行動を制限しているようで、週に一度とかしか来ない。あとは寝てるのかもしれない。今春らしくなって、ほぼ毎日来るようになった。一日二回来る事もある。彼らは環境に合わせて必要な事を必要なだけしているんだろう。

そんなのを見ながら、考えは人間の労働へと飛躍して行った。今、会社勤めの場合、一年中同じように、週休2日として、週5日間、9時5時で仕事をしている人が過半数だろうと思うけど、何故そうなの?と疑問が湧いて来た。それが最適解なのかどうか、少々疑問。

日本だとお得意様の企業の就業時間に合わせないと怒られるみたいな事もあるだろうし、同じ時間帯に仕事をしていた方がコミュニケーションが取りやすいとかもあるだろう。

ドイツだと、担当者がバカンスでいませんから、の一言で終わってしまうケースが多い。これもまた日本だったら問題なんだが、仕事の引き継ぎとか無いんですね、大抵。仕事は担当者個人の責任ですから。だから、こちら側も「あぁそうですか」で終わってしまう。

仕事をスムーズに進める、という事に関しては、逆に必要無いプロセス(不要な会議とか、上にお伺いを立てるとか)を潰して行った方が効率は上がるだろう。

でも今僕が考えているのはそういう事じゃなくて、、例えば冬は労働時間を減らすとか、環境に合致した働き方の柔軟な変化、その辺でしょうか。世界中どこでも9時5時で働く必要も意味も無いと思う。極寒の地域なら冬は労働時間を減らしたり労働の内容を変えたり、極暑の地域でも夏は労働のストレスを減らす工夫をするとか、そういう柔軟な労働の未来を考える必要があると思う。

昔は女工哀史とかにあるように、一日12時間以上働かされていた。ドイツでも19世紀には同じ状況だった。農村の人達は生き延びる事さえ難しく、多くが南北米大陸に移住して行った。そういった状況だったから、どんな仕事でも飛びついた。紡績は手の器用な女性の仕事で、1日14時間、途中の休み時間は機械の前で寝た。家に帰ると家族の食事を作って、子供の世話をして更に働き続け、睡眠時間は極端に少なかった。家も工場も暗かったので目が悪くなる人が多く、仕事が出来なくなるケースも多かった(そういえば、最近まで中国で、労働条件が悪く目が利かなくなると仕事ができなくなって25歳定年という工場があったようだが、、)。

今、ドイツや日本でそこまで酷い労働条件は無いと思うが、インド、パキスタンとかでは女工哀史が繰り返されている。これは更にアフリカなどにも移って行く。今の世の中、そういった労働を強いる必要があるとは思えないんだが、、未だに植民地主義的な意識から抜け出せていない、というか、これが資本主義の本質なのかもしれない。

ドイツでは既に大分長く週4日制が議論されているが、産業界は国際競争力がなくなるとか、それなら工場を外国に移すとか言って、反対し続けている。それほど無理無く出来る事だと思うんだが。

辛い労働だけでなく、辛いと思う事が多い世の中はネガティブなエネルギーに満ちあふれて、怖い世の中になって行くだろうなぁ、と思う。もうちっと普通に考えられないんだろうか、人間て不思議というか、バカなのかな、、
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