ドイツでは機関車のレンタル事業は30年くらいの歴史を持っているんだが、最近は客車、電車、そして列車そのもののレンタル事業もある。というのも、鉄道会社(ドイツだと主にDBですが、それ以外にも色々列車を運営している会社・組織があります)は必要最低限の列車しかストックしていないので、故障したりすると即運休になってしまう。そういう際に列車レンタル会社が役に立つ、ということ。
ドイツで最初にこの事業を始めたのは趣味で客車をコレクションしていた人だ。模型じゃなくて本物です。ドイツの一般的な客車は1両で26mとかですから、こういうものをコレクションするには場所が必要なんだが、私設の(クラブが運営している)鉄道博物館が各地にあるので、そういう所で場所を借りる事も出来る。
https://train-rental.com/
ハードウェアの列車を貸し出すだけではなく、運転士から車掌まで列車運行に必要な人材も揃っているようだ。昔の優等列車なども所有している(もともとが趣味だから、、)。2023年の売り上げは約4000万ユーロを見込んでいるが、純利益額は判らないと。2022年はコロナのせいもあり、利益はほとんど上がらなかったらしい。
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