老化

年末だからというわけではなくて、ふと老化について考える事があった。お隣のカフェでは若い子達がバイトしているんだが、高校出て１年とかバイトしてから大学に行くというのが割と普通なので、バイトを辞めてどこか別の町の大学に行ってる子達がクリスマスで帰省してくるとカフェに顔を出す。元気？とか言いあって近況を尋ねたりする訳だが、僕は「全然いつも通り、相変わらず、、」という感じで、あぁ新しい事無いね、と思い至った。彼女達は、学校変えたとか専攻変えたとか、どこそこに実習に行ったとか、色々ある。先が開けてるという感じで、若い人は良いねぇ、という感じになる。というのは僕自身が先が閉じているからなんだが、、これが老化というものの本質だろうな、と思ったりする。新しい事をしてみようと思わない？し、新しい事も起きない？趣味を楽しむにしても、考えてみればガキの頃からやってた趣味を未だに続けている（途中でブランクがあるのは普通だと思う。再開した時点で退行が始まっているのかもしれない）。どこか遠くに旅行したいとも思わないし、パーティとかも面倒だから行かないし。同年代で、色々と旅行してたり、新しい事始めたりする人もいるんだが、別に羨ましいとかも思わない。既に十二分遊びました、という言い訳も出来るんだが、マズいんじゃないの？と自問してみても、いやぁ別にいいんじゃないの？と思ってしまう。段々と大きな変化が無くなって行き、しまいには何の変化も無くなって、おさらばになる。老化とはそういった人生が閉じて行く長いプロセスなんだな、と気がついた。これを悲観する気は全くない。