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2023年11月08日10:04

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人生意気に感ず「北京の第一報。気温5度の街を走る。歓迎会は盛り上がる」

◇11月6日、大型タクシーで前橋を午前3時に出発し、羽田空港に向う。北京空港へ向う日本航空は寒冷前線の影響でひどく揺れた。現地に近づくとアナウンスは北京の気温は5度と報じた。前橋は24度位だから夏から冬への突入である。群馬からの参加者は5人。長富宮飯店(ホテル)に落ち着く。夜の歓迎レセプションまでだいぶ時間がある。腹も空いた。そこで、一階のレストランでコーヒーと軽食でもと思ってのぞいて見て驚いた。一流ホテルとはいえ、コーヒーが45元(900円)、サンドイッチが135元(約3,000円)なのだ。北京はこんなにも変化したのか、外国人が多いホテル故の特別なことなのか、ちょっと戸惑った。
 私の部屋は15階。眼下は大通りである。早速走ることにした。訪れた外国の街を必ず走るのが私の流儀である。先日のぐんまマラソン10キロ完走の続きに思える。真っ直ぐの大通りの歩道なので迷う恐れはなかった。タッタ、タッタと小走りに走る。夕暮れ時の車の流れの上に赤いネオンの文が目につく。「小心驾驶」(運転に気を付けて)、「不要分心」(集中して下さい)だ。人々が吸い込まれるように消えていく角に差し掛かる。地鉄永安里站とある。北京の地下鉄であった。かくして私は走ることによって北京の大地に一歩を印した実感を得た。外国で走ることは一歩一歩がその地での対話である。素通りでは得られない感覚なのだ。『北京の大地よ、俺は日本の中村だ』と呼びかけながら走った。
◇歓迎のレセプションはこのホテルの大広間で行われた。主催者は開会の挨拶で「明日の会議の成功を心よりお祈りします」と言った。元駐日大使の程永華氏は「大使を退官して以来、日中交流に打ち込んでいます」と語った。私が「お久しぶりです。明日、汪婉さんと会います」と言うと、「聞いております。妻は北京大学で教えています」と笑顔になった。
 各テーブルには山海の珍味が次々に運ばれ、話に花が咲いた。北京ダックは特に美味しかった。私のテーブルには大学教授のY氏(女性)が居られ、名刺を交換した。楫取素彦につき問われ、初代群馬県令で吉田松陰の義兄弟であること、糸と人づくりで群馬県の基礎を築いたことなどを話した。
 一日が終わった。自室に戻ると昔のことが甦る。県議時代、食中毒を起こしこのホテルで動けなくなった。万里の長城近くで食べたウニにあたったのだ。入院し点滴を受け回復した。食い卑しい自分を大いに反省したのだった。北京の夜は静かに更ける。今日の歓迎会で明日の行事の大切さを認識。頑張ろう。(読者に感謝)

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