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2023年10月27日15:33

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持ってはいけない自信について

 昨日26日の昼メシは「丸源」の肉そば(醤油豚骨系のラーメン)、今日27日の昼は郵便局へ資料の入った封筒を投函するために駅前まで行ったのでとうきゅうストア1階の中華専門総菜店のお弁当を買って済ませた。「丸源」では会計時、1〜2カ月有効の50円割引クーポンを配る。財布にしまったりしまわなかったりするのだが、あると使いたくなってわざわざクルマで行ってしまう。ビンボー人の心理につけ込むあくどい商売だ(笑)。中華弁当は結構充実したおかずで、レバーとニンニクの茎炒め+鶏肉の甘辛餡掛け+鶏カラとごはん。鶏カラはラズリの昼メシ兼おやつとして与えた。さぞ美味かろう、床によだれがこぼれていたのだった。

 投函した資料というのは、地方の文芸同人誌に掲載された随筆(のコピー)だ。詩人の全集に収められる。
 この随筆は遺稿としてもノートに残っているため、自身でも翻刻した。両者を見比べると、結構違っている。詩人の字は悪筆という言葉を超えるくらいに汚いので、読み解くのが難しい。が、詩人の仲間が地元の印刷所に入稿し校正したにしては雑と言うほかなく、所々間違っているというかテキトーな字を当て嵌め、その結果意味がぜんぜん通じなくなっている箇所がある。不定期発行の同人誌なのだから時間はある。もう少し丁寧な編集をすればいいのに、と思う反面、自分の能力に限界を感じて自信喪失気味なので、「読解力・理解力と根気はこの人らより遙かに俺のほうが備わっている」という相対比較をついしてしまい、持ってはいけない自信を得てしまう。厳しい絶対評価を日々下しながら自分を高みへと導く過程での自矜心のみが、真の自信である。下(のレベル)を見て安堵する、というのはそもそも間違っている。
 しかし、自分くらいの歳になると、絶対評価だけで生きていると息苦しくなる。努力してもじわじわと身体能力が落ち、思考力も不安定になる。それを許容せざるを得ない。自分に対してだけでなく周囲の他人に対しても厳しい目で見てしまうと、唯我独尊になってしまう。

 一昨日の夕刊に石井麻木という写真家のエッセイが掲載されていた。書き出しはこうだ。
「美しいものに触れると涙がでる」
 真ん中あたりにこんな文章がある。
「目を背け耳を塞ぎたくなるような酷く苦しいニュースや現実に押し潰されそうになる日々のなか、美しいものに出逢ううたびに心が浄化され感情を揺すぶられる」
 最後の行は次のように締められている。
「この世界には美しいものが溢れている。その美しさに気付ける心でいたい」
 石井さんのおっしゃるとおりだ。
 私は醜い人間や事件が苦手で、なるたけ近づきたくない。そのせいで社会からドロップアウトしてしまった。それでもいいから、現実から逃げて逃げて逃げ回りたい。
 
 
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