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2023年10月17日03:53

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イスラエルについて

ドイツではイスラエルに関してオープンに話すのが難しいので、これから書くような事は、きっちり相手を選ばないと話せません。イスラエルと言う国家の誕生に関しては、英国がアラブ圏で展開していた帝国主義的・植民地主義的な思惑によって、19世紀からパレスチナにシオニズム運動を展開し始めたユダヤ人を支持し、ユダヤ人国家をインストールしたと言えます。そんな思惑で誕生が許されたイスラエル、パレスチナ人の生活圏に突然成立させられたため、パレスチナ人との軋轢は当然の事で、我々の祖先が2千年前に住んでいたんだから、これは我々の土地である、というのは普通に考えれば通用しないでしょう。実際、ユダヤ人でもイスラエルと言う国家の在り方を否定している人が結構多いようです。実際、イスラエルによるパレスチナ自治区の占領は不法な軍事占領であるというのが世界的に一般の考えですから、檻の中での生活を強いられているパレスチナ人がイスラエルをどう思っているか、ちょっと考えれば判る事だと思います。ですから今世界中でパレスチナ支持のデモが発生しているのも当然といえば当然な訳です。そういうわけで、イスラエルという国家は極めて危うい自分の立場を軍事力で何とか固めようとしているわけですが、今回のハマスの攻撃のように、総てを予想する事はモサドのような超補機感をしても不可能みたですね。アラブ圏というのは要は欧州の植民地主義の歴史をずーっと引きずってきているので、問題の根は欧州にあると言っても言い過ぎではないと思います。イスラエル支持の米国にしてもアラブ圏全体を考えると頭痛の種でしょうね。ドイツに関しては、、これはナチ時代の歴史のせいで、イスラエルに対してもユダヤ人に対しても何もクリティカルか事は言えない。ドイツと言う国家が存在する限りユダヤ人に対して何も言えない、そういう形でナチ時代の蛮高の責任を取っている。だから実情と比較して少々いびつな関係になっている、とも言えそうです。同じアラブ圏と言ってもシーア派とスンニ派では相性が悪い。シーア派のイランはロシアと関係が深い。スンニ派のサウジ等は米国との関係改善を図っている。そういった複雑な地域で戦争が起きると、世界中に影響が広がる。日本は関係無い、とは言えないですね。
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