NHK朝ドラの次回作「ブギウギ」のモデル笠置シズ子の歌では「東京ブギウギ」が広く知られていますが、僕のイチオシは「買物ブギ」。こどもの頃、歌詞に出てくる「おっさんおっさんこれなんぼ」というのを真似して遊んだ記憶があります。この歌がヒットした頃にはまだ生まれていませんが、ヒットから10年以上経ってもまだ街には流れていたようです。
それにしても、「おっさんおっさんこれなんぼ わてほんまによう言わんわ」なんてぶっ飛んだ歌詞が、戦後間もない頃によく書けたなあと感心します。
この歌詞を書いたのは誰かなと調べたら「村雨まさを」となっていました。さらにこの作詞家について検索したら、なんと作曲した服部良一の別名となっていてびっくり。笠置シズ子と同様、大阪出身だから書けた歌詞かもしれませんが、詩人としても優れた才能の持ち主だったんだな思います。
この歌について、「ラップのはしり」と書いている記事もありました。そう言われたらそんな気もします。1970年代にアメリカで生まれたラップ音楽ですが、それより20年以上も前に日本で生まれていたと考えるだけでワクワクします。
「買物ブギ」
https://www.youtube.com/watch?v=BfO4xR9qza0
今では当たり前のMV(ミュージックビデオ)ですが、戦後間もなくにこのようなMVが作られていたというのも驚きです。
「買物ブギ」歌詞
https://www.uta-net.com/song/68989/
原曲はもう少し長いのですが、今では差別用語になった言葉があるため、その部分がカットされているようです。
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