昨日、『3COINS』で見つけたカステラのお話です。
『3COINS』なのに何故か400円だった。
でも、見るからに美味しそうなカステラだったので、迷わず買い求めた。
< コレ、絶対うまいヤツだなぁ 、きっと>
そう確信していたぼくは、帰宅するなりそのカステラをひと切れ指で摘んで口へと運んだ。
「あ、あれ? 全然美味くねぇ! 変だなぁ」とぼくが思わず声を上げると、その反応を待っていたかのように妻が言葉を被せてきた。
「あんたね、ホント馬鹿だよ。私はそんな得体の知れないカステラが美味いワケないと思ってた。何で、いつもそんなもの買っちゃうかなぁ」
妻の言葉にぼくは憮然とした表情で言った。
「ビニール袋越しにもわかる、このカステラのしっとりとした質感とカステラ生地の確かな重みが、間違いなく美味いと思えたのにな•••ひょっとするとこれは長崎の文明堂や福砂屋のカステラを凌ぐ味かも知れない予感があったのに」と残念がった。
妻がしょげたぼくを見ながら呆れたように笑い出した。
「400円で文明堂や福砂屋みたいなカステラを買えるわけないでしょ? ホント馬鹿だわ、あんた。あははは」妻の大きな笑い声が居間の中に反響した。
このカステラの製造元は一体どこなんだろう? そう思ってビニール袋の裏を見たら、広島県福山市が製造元と記されていた。•••美味いワケねぇか。
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