「完黙の女」 前川裕、新潮社。
この作品は賛否両論分かれるだろう。私はう〜ん、惜しいな〜。
ノンフィクションとは言えないが、実際の事件をベースに書いている、私が最も好きなパターンの一つで、かなり期待したんです。実際途中まではこの後どう結論づけるのか、先が読みたくなるストーリー展開だったんですが、正直拍子抜け、尻すぼみって感じ。いい意味で登場人物たちのキャラが立っていただけになおさらそう感じました。
まあ、ある意味このラストが正解なのかもしれませんが、何かしらの結論というか答えが欲しかったというのが正直な感想。これに続編、第2弾が出る可能性はほとんどない訳だから。
100点満点中68点。
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