同志少女よ、敵を撃て＠読中感想文

　物凄いベストセラーだ、図書館の予約件数も凄まじい。たまにはそういうのを読むのも良いかな？と思い予約ボタンをポチッとした。忘れた頃に図書館から通知が来る。
　タイトルからラノベかな？と思っていたが、むしろ重厚だ。二次大戦時のソ連の女性狙撃兵が題材だ。

　ふと去年の今頃読んだ「亡国のハントレス」を思い出す。主人公の名前なぞ忘れてしまった！それよりもソ連の女性兵士「ニーナ」が記憶に残っている。キャラは主人公より立っている。
　ニーナはソ連の爆撃機の操縦士である。彼女らは第一次大戦で使われたような旧式の複葉機で出撃する。これが逆に脅威だった。彼女らのPo-2の最高速度はドイツ軍の最新鋭戦闘機（メッサーシュミットとか）の失速速度（これ以上遅く飛んだら墜落するよ）より低かったのだ！それゆえドイツ軍は彼女らを撃墜するのが困難だった。彼女らは「夜の魔女」と称されたという。
　本書を読みながら作者はこれから着想を得たのでは？と思うが判らない。巻末に参考文献があるようだ。読破した後にそれを見たいと思う。