先ほどまで、後楽園ホールでプロボクシングを観戦していた。
キャリア、戦績、センスのすべてが互角と思える選手の戦いでも、意外に、呆気なくKOで勝負が決まってしまうこともあるのがボクシングだ。
何で? と思うかもしれないが、それは偶然ではない。日頃の練習方法に問題があるのだ。
コンビネーションでの攻撃をちゃんと練習してないとか、相手の攻撃や防御に対する予測反応的なパターン処理を反復練習してないことが、敗因になっているケースが多いように思う。
要するに、負けた方が勝者より頭が悪いし、負けた選手のトレーナーは負けた選手本人よりも頭が悪いと思う。適切な練習の方法をとらせてやれないのだから、そんなトレーナーは早く辞めてもらったほうがいいのだ。
ボクシングは馬力のスポーツと勘違いされがちだが、実は心理学的な側面を持つスポーツで、なかなかに頭脳的なスポーツなのだ、とぼくは思っている。
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