昨日、近所のスーパーで『出前一丁』が売られているのを見つけた。
<懐かしい〜!> と感激して、思わず買うところだったのだが <ちょっと待て!> 『出前一丁』もイイが、もっと懐かしい『駅前ラーメン』は無いのか? と思って探してみたが、なぜか見つからない。
もしや? と思い、その場でスマホを操作して『駅前ラーメン』を検索してみた。
・・・案の定というか、やっぱりの結末ではあるのだが、廃盤生産中止になっていることを知った。愕然とした。また一つ、自分の幼い頃の大切な思い出が消えた寂しさに、足元から力が抜けていくような切なさを感じた。
こうして、懐かしい思い出は次々と消滅して行き、いつまでも残っていて欲しいと思う「人」も「物」も何もかもがこの世から無くなる。そんなことを考えているぼく自身もそのうちこの世から消えるのだからむべなるかな、ではある。
そこまで考えたあと、<たかがインスタントラーメンから何を大袈裟な!> と思い直したぼくは、そんな自分のことを鼻で笑った。
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