「この限りある世界で」 小林由香、双葉社。
お〜、そうきたか〜って感じ。このストーリー展開&ラストでこういう驚きを感じられるとは思っていなかった。
正直、この加害者女性の行為、その行為に至る動機、考え方はかなりヘビーというか、自分勝手な考えなはず。でこの加害者が多少改心したラストなんだけど、今までの似たような作品だと、たとえ改心したラストでも正直ふ〜んって感じなんです。でもこの作品の加害者の改心は、作品のラストにピシッとハマった。改心以外のラストはしっくりこなかったと思う。
冷静に考えると、とばっちりの被害者の家族はこの改心をどう感じたのか、そこをもっと知りたかったくらい。
個人的にはちょっと驚かされた作品でした。
100点満点中70点。
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