「急行霧島 それぞれの昭和」 山本巧次、ハヤカワ文庫。
シリーズ物じゃないよね?
個人的には作品の前半と後半でかなりイメージが変わってきたと感じた。気がついたらミステリーというより人情話になっていたかな。
このスタイルだと失敗する作品もあるんですが、電車内で且つ昭和を舞台にしていたからなのか、全体通して違和感なく読めました。
この作品の一番の特徴というか印象に残ったのが、本当の悪人は電車内にいなかったところ(笑)。まあ、いたら作品として違和感感じちゃうんだけど、読み終わって思わず笑っちゃいました。
100点満点中69点。
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