2023書評202(2023年度162冊目)

｢署長シンドローム｣ 今野敏、講談社。

シリーズ物だと分かっていたけど、全作読んでないけど手を出しました。

とにかくミステリーだから事件、真相、謎解き･･･、本来はこれらに視点が注がれるべきだが、このシリーズは人、登場人物たちの魅力が全面に出ている。と、偉そうに書いたけど、先に書いた通り、このシリーズほとんど読んでませんが。

この署長のキャラ設定、これが好き嫌い、評価の分かれる点だと思いますが、これがまた絶妙に微妙(苦笑)。シリーズ化を意識して出し惜しみしたでせうって感じ。見た目だけと思いつつ節々に魅力感じる言動を織り混ぜて、一つの作品に仕上げていました。でも次回作読むかは未定です。

100点満点中69点。