mixiユーザー(id:12569023)

2023年05月25日10:20

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人生意気に感ず「岸田首相の執念。首脳たちの記帳は語る。今後の進展は」

◇平和資料館でG7の首脳に何を見てもらうかについて岸田首相は執念を貫いたようだ。特に米国との「実話レベルの交渉が大変だったと言われる。アメリカの原爆投下を正当化する一部勢力を無視できないからだ。原爆により終戦を早め多くのアメリカ兵の命、ひいては日本人の命を救ったというのだ。オバマ氏の資料館視察が約10分だったのもそのためだと言われる。しかし原爆投下がなくても日本の敗戦は必至だったという見方は確かなものだった。本土決戦を掲げた人々も少しでも有利な条件による降伏を探していたのは事実であった。アメリカは膨大な国家予算を注いで実現させた原爆を使用しなくては国民を納得させられないという理由及び終戦後の世界戦略で優位に立つことを真剣に考えたに違いない。
 しかし、広島を舞台にする以上小手先の視察で許される筈はない。アメリカ以外のG7の 首脳たちは皆全ての資料の視察を望んでいた。アメリカだけを特別扱いすることは出来ない。ここでアメリカに妥協して腰砕けの結果となれば岸田首相は惨敗の汚名をG7の歴史に刻んだことだろう。
 岸田首相は官邸で何度も会議を重ね「まだ足りない。もっと出来ないか」と強い姿勢を貫いた。バイデン大統領だけ特別扱いする案も強く出されていたらしい。それに対し「G7でそろって見るのにバイデン氏だけ別でいいのか」と迫った。結果は大方首相の主張どおりになったようだ。それはオバマ氏の時の4倍の視察となったことが物語る。何人かの首脳は資料館で心が動かされた」「連れてきてくれてありがとう」と語ったのだ。全ての首脳の資料館での記帳内容が公表されたが、それには原爆の実相に接した者のみが感じた胸の中が明らかにされている。それは時を経ていろいろ周りを気にしながら書いたものではない、その時の生の熱い心が伝わってくる。主なものを記したい。「世界から核兵器を最終的かつ永久になくせる日に向け共に進もう。信念を貫こう」(米・バイデン氏)。「広島と長崎の人々の恐怖と苦しみはどんな言葉でも表現できない。しかし言えることは二度と繰り返してはならないことだ」(英・スナク氏)。「広島の犠牲者を記憶する義務を果たし、平和に向けて行動することが私たちの責務だ」(仏・マクロン氏)。「歴史に残るG7サミットの機会に議長として各国首脳と共に核兵器のない世界をめざすためにここに集う」(岸田首相)。岸田氏は歴史的視察だったと語ったがそれは今後核軍縮・不拡散がどう進展するかにかかる。私は確かな一歩になると信じたい。(読者に感謝)

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