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2023年05月22日20:52

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テキトーにかいつまんで

 1週間ほど前から毎日、黄金トウガラシとミニトマトのポット苗を庭の「バケツ畑」に異色している。本日5月22日でほぼ作業が終わった。1年間に消費するトウガラシ700本と、7〜9月期に毎日ミニトマトを10個くらい収獲出来れば、と願う。5月というのはタネを播いたら育つ、という野菜やハーブがいっぱいあるだろうから、他にも2、3種類の野菜でも育ててみるかな。
 半年以上ご無沙汰だった眼科へ夕方に行く。目的は緑内障の点眼薬処方だが、医師から各種検査を義務づけられているため、眼圧や視野界検査や眼底検査などを受けて結果を聞く。悪化はしていないようで安堵した。しかし最近、iPhoneを10分以上見続けると、視界がぼやけたり焦点が合わなくなる、という症状にきまって見舞われる。医師に「白内障の兆候は見られますか?」と尋ねたが、その歳になると全員似たようなものだから心配ご無用、問題ありません、と励まれた。
 診察代が3400円(点眼薬は別)、という高額だったので一瞬、凹む。会計のすぐ前に座っていたので次々と支払い額が聞こえていたのだが、10数人のなかで私がいちばん高かった(苦笑)。

 土曜日20日、横浜で会合。
 今年脳手術をした80数歳の「老革命家」が開始前にふらりとやって来て、集会のビラを出席者一人ひとりに配り、「会議で2時間3時間座るだけのエネルギーがもはやない」とのことですぐに帰られた。わざわざビラ一枚のためにやって来る老人の執念を眼前で見ると、「こんな抵抗をして何になる?」などとしばしばペシミズムを抱いているリアリストの自分は堕落した小市民である、という反省が生じる。
 学生時代、朝鮮史研究会というサークルに所属していた。ほとんどそれらしい勉強会などなく、專ら某党派の隠れ蓑サークルだった。が、在日朝鮮人差別に関わる集会やデモにはサークル全員で参加していたので、それなりに知識はある。
 今年は関東大震災(の朝鮮人虐殺)から100年で、この夏開催パネル展の中心が日朝近現代史と虐殺実態。今、パネル作りのためいろいろと資料を読み込みながら説明文を書いている。
 これと偶然、併行するかのように、プロレタリア文学で朝鮮人虐殺を扱った作品を書籍化する、ということも進めていて、期せずして日朝関係がマイブームになってしまった。2日か3日に一回、図書館に出向いて、日韓併合とか三一独立運動などに関する研究論文を読み、家ではプロレタリア文学を読む。
 大正から昭和20年の政治や国民意識と、第2次アベ政権からこのかたの約10年は、驚くほどに似通っている。これほどサヨクが憎悪や嘲笑を受ける世相になるとは夢にも思わなかった。サヨクといっても私有財産性を否定しているわけでもなければ、給与を年齢給一本化にせよというような要求をしているわけでもない。一人ひとりの基本的人権を認めよう、差別をしてはいけない、戦争反対程度のゆるいヒューマニズムを信条にしているだけでサヨクらしい。立憲民主党が結党した頃、私は支持政党をこの党にしたのだが、いまの「立憲」は自民のハト派よりも右っぽい印象。しかし、ネット世論では立憲支持者=サヨクだそうだ(苦笑)。呆れて笑うより他にない。
 とにかく20歳の自分に還っている。その頃の僕が今の私を見たら、きっと笑う。そして褒めてくれるだろう。
 質実剛健な父と見栄っ張りの母の血を半々受け継いだ。今の私は両方を兼ね備えていると言える。当時の僕も食いっぱぐれの生活などしたくなかったし、多少とも世間体を繕いたかったし、かといって体制になびいた中流の色に染まるようなことは考えたくなかった……。まあ低い理想は叶った、ということになろう。
 
 順番がばらばらだが、昨日21日、自転車で6キロ先のブックオフへ行った。金曜日にもサイクリングがてら行ったので3日間で2回も。ちなみに20パーセントオフという案内がスマホに届き、欲に駆られたのだった。
 再来週、津山から高松へ5日間の旅に出る。その間、どんな本を読みたくなるのだろう、と自問しながら、4冊か5冊の文庫本(or 新書)を揃える愉しみ。
 金曜日は谷崎潤一郎の初期短編集を、昨日は野坂昭如の『絶筆』を買った。後者は亡くなる数時間前に書かれた「日記」が含まれているらしい。
 ブックオフ併設のハードオフでアディダスのフード付きブルゾンが売っていて、試着したら身体をサイズにジャストフィット。今秋用に、と購入。パステルカラーに近いような朱赤で、自分のようなジジイが着たら「気が触れた」「超若作り」「痛い」という形容がつきそうだ。実際、頭は昔からおかしいし、年齢を考慮することなくファッション道に邁進している。
 晩御飯のあと、入浴中にブルゾンを浴槽に浸けて手もみ洗いをした。昨年の秋から売れ残ったと推定すると、何人かの人が試着もしただろうし、店内の埃も付いているだろう、と。
 洗濯は頭の使い出がある。襟元や袖口の洗い方、全体の洗い方を考慮し、それなりに手を動かす。洗濯後、洗濯機で脱水し、干した。で、本夕、乾いた。
 今晩から雨らしいからラッキー。
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