mixiユーザー(id:12569023)

2023年05月22日09:54

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人生意気に感ず「広島サミットの成果とその影響。ゼレンスキー氏の登場の衝撃度」

◇21日、広島サミットが終了した。私が当初予想したものを遥かに超えた成果を得られたことに驚きを感じた。この成果を支えたものは、岸田首相の決意もさることながら人類最初の被爆地広場という舞台が生み出す力であった。ウクライナに関して立場を異にする国も含まれた招待国であったがその首脳たちの心を動かしたものもこの力であったに違いない。原爆資料館における各国首相の記帳内容も重要な発信であった。私が驚いたのはバイデン大統領の次の記帳内容である。「世界から核兵器を最終的に、そして永久になくなる日に向けて共に進んでいきましょう。信念を貫きましょう」。これは岸田首相が記者会見で同様な目的を語ったことと一致し、日米首脳が資料館で被爆の実相に触れて共感を深めたことを物語るものだ。
 岸田首相の記者会見では次のような注目すべき表現があった。「全世界の一人一人が広島市民として現実的な歩みを続けることが求められる」。「広島市民として」とは全世界の人々が広島の惨禍を自分のこととして受け止めるべきことを求めている。
◇今回の広島サミットの最大のサプライズの一つはゼレンスキー大統領の登場である。ウクライナでは激しい戦火が燃え盛っている。ゼレンスキー氏は正に戦場から駆けつけた。戦いのトップが長期間国を離れるリスクは大きい。しかしそれを遥かに上回る成果をあげたことは間違いない。G7及び招待国の首脳たちと交わる光景、そしてゼレンスキー氏のメッセージが世界に配信された。世界のマスコミはこぞってこの人を中心にして報じた。ウクライナの国民及び兵士は全世界の声援に狂喜しているだろう。具体的な効果も絶大といえる。G7は引き続きの必要な限りの支援を約束した。バイデン大統領はこれまで慎重だった米の最新鋭戦闘機F16の提供を承認すると発表した。
 バイデン氏はゼレンスキー氏の肩に手を置いて「これからも新たな支援を続ける。私はどこへ行かない」と発言した。ウクライナ支援に距離を置いていた招待国の中の人もこの場の雰囲気に多いに心を動かされたようだ。本格的な攻勢を目前にした絶妙なタイミングであった。普段は厳しく論評している専門家たちもゼレンスキー氏の行動に「大成功」と異例な点数を与えている。広島のこの狂騒は逆にロシアに対しては計り知れない打撃を与えているに違いない。世界への存在感と影響力を大いに問題にする中国は広島効果を深刻に受け止めるだろう。そして最大の成果を得たのは日本であった。(読者に感謝)

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