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2023年05月08日10:48

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人生意気に感ず「生成AIの素晴らしさと危険性。南米のへそパラグアイを議長として訪ねた」

◇高崎市で開かれたG7のデジタル・技術相会合が閉幕した。その成果を今月の広島サミットに反映させる。生成AIの進化は驚異的。膨大な資料を機械的に学習するが、そこには誤った情報が含まれる。意図的に誤った情報を学習させることも可能で、その弊害は計り知れない。機械に心はない。ただ情報を受け入れるだけなのだ。この問題は私たちの社会、そして私たち個人の生活と密接に関わる。そして自由と民主主義という基本的価値を揺るがす問題に繋がるのだ。高崎市での会合についてお祭り騒ぎを見るような楽観的態度は許されない。
 共同声明は民主主義や人権を脅かすAI利用に反対し、新技術の開発と管理につき5つの原則を重視することで合意した。その原則とは「イノベーションの機会の活用」、「法の支配」、「人権尊重」、「適正手続き」、「民主主義」である。そして次の明記は重要だ。すなわち「ロシアによるウクライナ侵攻を最も強い言葉で非難するとし、ロシアは全ての軍と装備をただちに無条件に撤退しなければならない」とした点である。
◇南米のヘソと言われるパラグアイがにわかに世界の注目を集めた。それは南米で唯一台湾と外交関係を結ぶこの国が大統領選で変化するか否かがかかっていたからである。勝利したのは親台派のペニャ氏である。
 私がパラグアイに注目するもう一つの理由は2005(平成17)年8月、群馬県議会議長としてこの国を訪れたからである。南米各国の県人会との交流を深めることが目的であった。首都アスンシオンではラパチョという桜に似た花がきれいだった。当時の県人会長関実五郎氏は前橋市の私の知人女性の一族であった。群馬県人会創立25周年記念式典で関氏に会い、議長として挨拶した。レセプションではリンゴの唄を歌ったことが懐かしい。この式典でパラグアイ商工会のメンバーで前原牧場の主前原さんに会った。そして翌日、前原牧場を訪ね度肝を抜かされたような経験をする。一日約50万個のタマゴを生産する農場はとにかく広い。全てコンピューターで管理されている。首都アスンシオンのタマゴは全てここのものという。前原さんは鶏インフルエンザが入れば倒産すると言っていた。最近の世界的流行の中で大変気になる。農場の一角に日本の城があった。日本を懐かしんで造ったのだ。前原さんの父は広島で下駄工場をしていたが倒産し丸裸でパラグアイに来たという。城を前に壮大な日本人の成功物語を想像した。日系人たちは今、新大統領の誕生をどう受け止めているのかと私は想像を巡らせている。(読者に感謝)

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