mixiユーザー(id:12569023)

2023年03月24日09:40

8 view

人生意気に感ず「浅間大爆発と鎌原の奇跡。岸田首相の決死のウクライナ訪問。G7は成功するか」

◇気象庁は浅間山の警戒レベルを2に引き上げた。このところマグマの上昇が確認され火山性地震が顕著に増えていると言われる。世界的な大火山は眠りから醒めようとしているのだろうか。私の子どもの頃は黒い噴煙が東へ流れるのがしばしば見られた。
 東日本大震災を機に日本全体が地震も火山も活発化を始めたようだ。あれだけの、地球の回転にも影響を与えるような衝撃である。素人の感覚でもマグマに力が働くのは当然と思えた。富士山の噴火は目前のように切迫している。1783(天明3)年の浅間山大噴火では死者は2万人に達し、噴火は冷害を生じ、日本の各地で大飢饉となり、奥羽地方は特に酷く、人肉相食む惨状となった。
 私は日本のポンペイとも言われる嬬恋村鎌原村地区の惨状を知るために鎌原観音堂を何度も訪ねた。堂に至る石段わきの古い石に「天明の生死をわけた十五段」と刻まれている。この段より上に逃れた人は助かったことを物語る。その数93人。村の長老たちが生き残った男女を組み合わせ夫婦にさせた。人々が唱える和讃には「妻なき人の妻となり、主なき人の主となり」とある。生活を営む夫婦の地下には亡き夫、亡き妻がいると思うとその胸の内は複雑であったに違いない。「嬬恋・日本のポンペイ」の中に講を唱えた老人の声として次の記述がある。「わしらは九十三人の子孫です。ご先祖がここに逃げたお陰でわしらはこうしていられるのです」。この人は被災者の6代目だという。鎌原の悲劇はポンペイと比べられるが、このように助け合って村を再建させた文明史的意義はポンペイの比ではない。私たちは、今、大災害の時代の中で鎌原の事実を改めて歴史的教訓として捉えるべきである。
◇まるでスパイ映画を観るような岸田首相のウクライナ訪問の実態である。事実は小説より奇なりという。首相の一行はインドのホテル裏口から抜け出し空港に用意したチャーター機でポーランドに向った。全員が携帯の電源を切った。電波で位置がキャッチされ襲撃されることを恐れたのだ。安全と秘密保持の徹底は外務省に任された。「それができなければ外務省なんか要らない」、首相は珍しく感情を出して支持したという。先ず向ったのは虐殺の町ブチャだった。ゲーム感覚で民間人が殺された実態を説明され首相は決意を語った。「強い憤りを感じる。これからも最大限の支援を続けたい」。5月のG7の最大の課題はウクライナ問題である。議長国日本の調整力が試される。今回の首相の決行は成功に向けて大きな意義があったと思う。(読者に感謝)

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2023年03月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031