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2023年03月23日09:52

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人生意気に感ず「サムライジャパンの奇跡に思う。岸田首相のウクライナ訪問。習主席のロシア訪問」

◇グローブを投げ帽子が舞った。大谷が最後の一球で打者を下した瞬間である。日本の侍が一騎打ちで見事に勝利した姿であった。球場のどよめきが太平洋を越えて伝わってくるようだ。全員が力を合わせ一勝一勝を積み重ねた過程は精神力の凄さを示した。世界の人々は腰の刀に命をかけるサムライを連想したのではないか。大谷はインタビューで子どもたちへのメッセージをと問われていた。この快挙が生む影響は野球少年に限らない。全ての少年少女が夢と希望、困難に挑戦する勇気を学んだに違いない。
 82歳の私はアメリカに打ちのめされ廃墟と化した幼児の日本を思い浮かべる。真珠湾の奇襲は世界の非難を浴びたが、今回は堂々とアメリカに遠征しスポーツの試合という文化の戦いで勝利したのだ。日本がここまで進歩したことに私は感動した。高齢化と人口減少で元気を失っている日本人の心にサムライジャパンは爽やかな喝を与えた。
◇サムライジャパンとほぼ時を同じくして岸田首相は戦時のウクライナを訪問した。極秘に計画を練って決行した、漏れれば失敗する性質のもの。野党も一部を除いて意義を認め評価しているようだ。ウクライナの戦争は重要な局面を迎えている。ロシアの大規模な攻撃も予想され、西側諸国の支援疲れの声も出ている。そして、ウクライナの被害は増大している。国外に逃れたウクライナ人が800万人以上に達し、他に約500万人がウクライナ国内で避難生活を余儀なくされている。こういう状況でウクライナとすれば一国でも多くの支援を必要としている。習近平氏の訪露とほぼ時期が重なったことも首相のウクライナ訪問の意義を高めているといえる。
 首相はゼレンスキー大統領との記者会見で表明した。「日本はウクライナと共に歩み、切れ目のない支援を続け殺傷能力のない物質を供給する」。ゼレンスキー大統領はアジアの主要国である日本の首相の訪問に感謝の意を表した。バイデン大統領がウクライナを電撃訪問し続いてイタリアのメローニ首相も訪問、G7首脳で訪れていないのは日本だけになっていた。危険に飛び込む岸田首相の胸にはサムライの覚悟に似たものがあったかも知れない。
◇習主席はプーチンとの記者会見で述べた。「積極的に和平交渉を促す。終始、対話と歴史の正しい側に立つ」。しかしロシア軍の撤退は求めず、併合を宣言したウクライナ領については関与しないという中国の姿勢はロシアの有利に働くことは否定できない。(読者に感謝)

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