寒冷前線の亢進や気候変動の処為で躯骸の不調は相変わらずな中、未だ昨年の成績不振から立ち直れずにある精神の薬にと、普段は読まぬものも取り混ぜて濫読に勤しむ。
就中「日本百低山」は突出した選択であったが、他は然程に常刻と変わり映えしないものの、「数学ガ−ル」は新たな発想を与えてくれたし、「気象予報士の天気学」は読み物として面白かった。
小説の続編が様式化に陥りそうになりつつも試行錯誤するものを幾つか読んだが、第一巻を開いた刻の様な昂揚感は訪れない。それでも新たな出逢いを求めて小説の森に立ち入るのは、初恋を懐かしむ愚かしさか夢を棄てきれぬ浅ましさかは判らぬが、何某かの拘りがあるのだろう。
そろそろ古典に立ち返るのも好いのかも知れない。
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