幽霊

THE BRUE HEARTS リンダリンダ
　ドブネズミみたいに美しくなりたい
　写真には写らない美しさがあるから

　これ写真家にケンカ売ってる！売られたケンカは買わねばならない。だがこのケンカ、なかなか難しいのだ。正直、認めねばならない。写真に写らない美しさは存在する。
　すなわちイデアだ。写真はあくまでも具象だから写真に写ってしまった以上それはイデアではない。そこで諦めるのか？いや、そんなのはつまらない。誰にでもできることをやって何が面白いというのか！？不可能を可能にしてこそではないのか？

　ちょいと風呂敷広げ過ぎたか？
　ワークショップに先生は2人いて、もう1人の大野先生に「これ、良いね」と仰られたから、デスクトップに貼って何度も見返している。
　不気味だ。もちろんそれは狙いで出来れば幽霊が撮れれば良いと思う。心霊写真なんか簡単に作れる、特にデジタルな昨今ではPhotoshopで一発だ。そうでなくて本質的な幽霊を撮りたい。いや幽霊なんか撮れなくても本質的な何かが撮れた時点で大成功だ。なぜなら本質＝イデアだからだ。