「その意図は見えなくて」 藤つかさ、双葉社。
本日1冊目。
図書館で予約して読みました。
第42回小説推理新人賞受賞作。
確かに良くできた、良く練られた作品だと感じましたし、主要登場人物たちのキャラ設定もいい意味で個性的だったのですが、新人さんだからなのか文章が非常に読みにくかったのと、結局二人の関係性は何なの?という疑問が最後まで分からなかった、この2点がちょっと不満かな。
特に後者、シリーズ化を意識して書いていてこれが今後のキーポイントになるから、ぼやかしたまま終わったのかもしれないが、正直消化不良。
ちょっと後味悪いというか誰かしらがイヤな思い、気づかないままバカにされているとか、そういうラストはこの登場人物たちには合っていた気がして、作品自体はレベル高いと思います。
100点満点中69点。
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