「東京棄民」 赤松利市、講談社文庫。
本日1冊目。
日本だからあり得ると考えるのか、他国ならあり得ると考えるのか、全くの絵空事だと考えるのか、迷う作品かもしれません。
私は、他国ならあり得るかもと感じながら読んでました。ある程度を犠牲にして国を動かす。日本ならではだと感じたのは、見捨てはしないが決断が遅い、新興宗教じゃないが気がついたら誰かを頭にしてそれに従う。この流れは日本ならではかなと。
リアリティーさを感じられる作品ではあったが、赤松作品らしさは正直あまり感じられず。過激さ、エログロさはほとんどなく、意外とあっさり決着したなという作品でした。
100点満点中69点。
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