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2022年08月11日08:37

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2022書評299(2022年度215冊目)

「東京棄民」 赤松利市、講談社文庫。

本日1冊目。

日本だからあり得ると考えるのか、他国ならあり得ると考えるのか、全くの絵空事だと考えるのか、迷う作品かもしれません。

私は、他国ならあり得るかもと感じながら読んでました。ある程度を犠牲にして国を動かす。日本ならではだと感じたのは、見捨てはしないが決断が遅い、新興宗教じゃないが気がついたら誰かを頭にしてそれに従う。この流れは日本ならではかなと。

リアリティーさを感じられる作品ではあったが、赤松作品らしさは正直あまり感じられず。過激さ、エログロさはほとんどなく、意外とあっさり決着したなという作品でした。

100点満点中69点。
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