国家その３

アメリカは日本を占領統治するために天皇制を残したが、その構造は　アメリカ → 天皇 → 国民とすることで統治した。
マッカーサーと昭和天皇の会談時の有名な写真があるが、端的にそのことを表している。昭和天皇は燕尾服で直立不動の姿勢であるのに対しマッカーサーは執務服で腰に手をあてて立っている。まさに日本とアメリカの関係だ。

戦争に負けてアメリカの占領統治下でも政権を獲得した権力者たちはどうなっただろうか。
彼らのために、天皇のために死んでいった３００万人のために自民党はアメリカへ報復をする政党ではないのか。そのことを何も考えなければ３００万人は無駄死にだし、浮かばれない。
以前”軍旗はためく下に”という映画について書いたことがあるが、この映画もそのような矛盾を表している。
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現に自民党の結党時の綱領には戦前からの「保守」として日本の政治的経済的不安定の原因は対日占領政策にあるとアメリカを批判している。
それがたちまちにして自民党は対米従属になったのはどうしてか。
まず第一に国のためではなく自己保身のためである。
”敗戦”を”終戦”と言い換え、”戦争に負けた”を”戦争が終わった”と言うのはなぜか、それは当事者たちが戦争に負けたことを認めたくないからで、敗戦の責任を取らず現在に至っている。
以前書いたことがあるが若者へのインタビューで彼らは８月１５日が何の日だか知らず、日本がアメリカと戦争したこともそして負けたことも知らなかった。
政治権力は己の意思にそぐわぬ教科書は認めず、そのような教育もさせないことで思惑通りの戦後教育の成果が出てきているということではないのか。
以前にも何度か書いたことだが、戦争を始め、国を破壊し、３００万人を死に至らしめた当事者たちを日本は裁くことをせず、神として祀り国会議員が大挙して靖国神社へもうでる。
この異常さは世界中から非難されるのは当然だ。
以前８月15日について書いたことがある。
　https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1976622482&owner_id=39904538

続く