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2022年05月05日00:30
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p.33 これはメンフィスを指す古代エジプトの表音欠落語「ハク・カー・プタハ」(Hak-ka-Puth)――即ち「プタハの霊の神殿(家)」――に由来するが、エジプト神話の神々の中でもプタハは最高に崇拝されていた。… ほかの伝承では、主にアラビア語やセム語の資料によっているが、ノアの孫ミツライム(エジプト)の子、「クフタイム」(カフトル人)に由来するというもので、クフタイムが最初に住みついたのがナイル溪谷で、彼の名は古代エジプトの首都テーベ近郊の町、「クフト」または「グフト」に由来するという。 p.40 一行は北方キャラバン通路のシナイ半島を横断したに違いないが、これはガザからラフィア(アラブ名ラファハ[Rafih])に至る地中海沿岸に沿った通路で、その後「エジプトの川」として知られる境界線上の小川桟橋を渡り、リノコルラ(23)(現在のアル・アリーシュ[al-'Arish])に到来するが、ここはローマ人が犯罪人を追放し、彼らの鼻を削いだ場所だった。 p.44 (8) もともとのコプト語の発音は「ケフト」(Keft)または「ケプト」(Kepto)である。「クフト」は三世紀皇帝ディオクレティアヌスにより占領され、聖暦七一五年頃にペルシャ支配下になり、ムスリム支配下でアラビアと共に商業センターになった。 p.46 (21) この避難物語はどのコプト教会史でも事実として扱われている。避難物語を扱っている最上の書は、O.E.A.Meinardus, In the Steps of the Holy Family from Bethlehem to Upper Egypt(cairo, 1963)である。これは外典偽マタイ福音書やトマス福音書またアラビア語ならびにアルメニア語による種々のイエス幼児福音書を駆使している。 p.50 しかしどうにかマルコの頭部はアラブの統治者に返されたが、個の統治者はギリシャ人〔ビザンティン軍〕が立ち去った後の唯一の教会指導者だったコプト教会総主教ベンヤミン(Patriarch Benjamin)にその頭部を譲った。話によると、八二八年ヴェネツィア商人たちが頭部のない聖マルコの遺体を盗んだという。彼らはムスリムの監視から逃れるため、豚の塩漬用桶に遺体を入れ密かに運びだした。かくしてヴェネツィアは、「聖マルコ共和国」の称号を得たのである。 p.64 グノーシスの教えによると、キリストは仮現的人間に過ぎず、形のある物的肉体をとった存在ではなかった。十字架上の死に関していえば、キリストは超自然的に苦難から救済されたか、あるいはイスカリオテのユダかキュレネ人シモンの人格に置換されたと主張する。この論旨は余り普及しなかったが、少し時代を遡る二世紀初期のドケティズム(仮現説)の異端説と同じで、イスラームのクルアーン(コーラン)に出てくるイエスのとらえ方と著しく類似している。 …グノーシス主義は明確に生き続け、遂にエジプトではマニ教の二元的神観と融合した。 p.65 一方は総主教アレクサンドロスに追従する派で、父と御子とは一つであり同質であるとする「ホモウーシオス」(homoousios)〔同一本質〕、すなわちアタナシオスの共在説の立場であり、他方は危険な大勢力派でアレイオスの「ホモイウーシオス」(homoiousios)〔類似性〕説で、御子は神性を伴うが、その本質は類似に過ぎず、この世を創造するための機関として父から生まれた故に、永遠に御子は同質ではないとの立場だった。 p.68 自宅には「パラボラニー」(parabolani)、すなわち教会の大義に仕えるため「生命を賭ける者」という絶対服従の軍隊を傘下に従えた。…総主教はアレクサンドリアに残存する新プラトン主義者への激しい憎悪感を彼らに焚きつけた。総主教が四一二年のヒュパティア殺害に直接、手を下した証拠はないが、この事件がキュリロスの新プラトン主義者闘争の結果だったことは間違いない。 p.71 彼が"physis"(本性)と"hypostasis"(自存者)の区別を全くせずに使用したことでカルケドンに混乱を誘発し、結果的に所謂「キリスト単性説」教理の確立をみたことは銘記すべきだ。 p.73 彼女は新プラトン学者であり、またなかなか才能ある数学者であった。彼女は、異教徒とキリスト教徒の両者に教えた。彼女の弟子で著名なキリスト教徒の一人に、キュレネの主教シュネシオス(Synesius)がいるが、彼は手紙の中で彼女を非常に尊敬して追憶している。 p.82 二人はエチオピア皇帝――恐らくエッラ・アミダ(Ella Amida(8))――の重臣に救助され皇帝に仕える身になった。アイデシオスは皇帝の酌取りとなり、フルメンティオスは皇帝書記ならびに若き皇子エイザナス(Aeizanas: Ezana, エザナ)の家庭教師となりキリスト教教育を授けたことは確実である。 p.83 クリュスマ(現在のスエズ)のマール・アウギン(Mar Augin)は、メソポタミアならびにペルシャ帝国の修道制創設者だが、彼はシリアとアッシリアのキリスト教にも多大の影響を与えた。 p.85 彼の仲間は、隊員のフェリックス(Felix)、その妹レギュラ(Regula)、三番目はエクスペランティウス(Exuperantius)という名前だが、彼らはグララス州(Glarus)〔スイス〕の荒地に身を隠した後チューリッヒ湖に到着し、改宗者に洗礼を授け、ついに皇帝家臣に捕らえられローマ軍団の総指揮官デキウス(Decius)の前に連行された。伝説によると彼らが斬首された時、天から「起きよ、天使がお前たちを天国に導き、お前たちの頭に殉教者の冠を授けよう」との声があった。彼らは起き上がり、両手で首を頂き、用意された堀穴まで四〇エル登ったといわれ、その場所は現在のチューリッヒのグロスミュンスター(Grossmunster)の地下室で、彼らはそこに眠っている。…手に首を頂く無頭の三聖人が、チューリッヒ市紋章になっている。
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