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2022年02月28日13:41

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形容詞!@世界言語のなかの日本語 日本語系統論の新たな地平@読中感想文

 形容詞体言型と形容詞用言型があるという。なんじゃ?そりゃ。筆者が名付けたという。解りづらいよ!だから、この場に限り私も名付ける。「名詞ぽい形容詞」と「動詞ぽい形容詞」、略して名形・動形で以下進めようと思う。
 印欧諸語、英語を代表としようか?の形容詞は上古は名詞の付属語で名詞とセットだった。現代では独立した品詞になったが依然名詞的性質が強いという。
 いっぽう日本語などの形容詞用言型つまり「動詞ぽい形容詞」は名詞としては使用できない。形容詞に格助詞「鬼の屁より出が空やと」(を・に・の・へ・より・で・が・から・や・と)を着けて主語にしたりできない。
 日本語では活用語尾が違うから形容詞と動詞は判別できるが、アイヌ語・朝鮮語・中国語では動詞と形容詞を文法的に区別できないという。
 名形・動形の世界分布は、その前の項の「l」と「r」を区別するか否かと著しい類似性がある。

 ここから本書では述べていない、私が思う事を述べたい。
 英語の形容詞には比較級というものがある。good・better・best。日本語にはなく付属の語を着けて表現している。「良い」・「より良い」・「最も良い」。
 日本語はここで苦労しているようにも優位なようにも見える。つまり、表現方法が多様だ。「最高!」これは名詞では?これに「な」や「だ」を着けることにより形容動詞になる。動詞もサ変というのがあり、名詞に「する」を着けて動詞になる。実は日本語は洗練された言語なのでは?英語でもtionを着けたら名詞になったりするが、日本語ほどシステム化してないようだ。
 自分もおっさんだから古語を扱うかもしれないが「やばい」がbestに相当する若者言語がある。これを考察すると「危険を感じるほどに良い」という意味だろう。快感を伴う経験は危険だ。中毒性・依存症などの危険を伴う。

 さて、図書館に行って中国語の本をいくつか見てみた。史記とか三国志を漢文で読んでみよう!みたいな本をパラパラとみただけで疑問が氷解した。中国の影響で間違いなかろう。 え?何の話かって?人称多様性問題についてだ。「なんじ」を意味する語を2つ見つけ、その意味は「おまえ」だという。劉邦は沛公だし。諱・字名は中国が起源だろう。
 こんな事は常識だったのだろうか?あー、恥ずかしい。
 とはいえ現代中国語はどうなのだろう?何故、誰も触れない(私が知らないだけか?)?共産主義の階級闘争では待遇表現はありえない。だが私が何年か前に接した「あーし(←あたし←私)」という一人称に階級性はないだろう。
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