ドイツも日本同様に近代国家として遅れて成立し、様々な曲折を経ながら民主主義を目指し、戦後も苦悩しつつ現在に至っている。民主とは、個人とは、社会とは、自由と義務とは、などなど国民が苦悩しながら様々なトライをして自分の、国の将来を模索している。そういう風に国民が苦悩する事無しには社会は進まないし国家は栄えない。
これは言わない方が良いのかもしれないが、、日本の民主主義というのは「おままごと」だと思う。若い頃は米国が戦後日本の天皇制を維持した事に対して巧妙だと考えたが、日本にとっては不幸な事だと今は思う。米国にとっては日本は扱いやすい国であり続けて欲しいだけで、そのための天皇制であり、これがある限り日本は民主国家への成長は不可能ではないかと思うようになった。米国は日本が真の民主国家に成ってほしいなどとは考えていない。本音は逆だろう。
別に天皇制廃止を唱えているのではなくて、国民が考える人である事、苦悩する人である事、発言し行動する人である事を切に願いたい。メルケルの退官式を観ながらそんな事を思った。
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