自転車泥棒＠読中感想文

　ミステリーの棚の近くにあったから、そう思って読み始めたが純文学のようだ。だが1Q84みたいにミステリーぽくもある。

　作家は台湾人である。台湾は親日だと聞いていたが、本書も行間から親日が読み取れる。それに違和感を感じる。
　卑しくも日本は台湾を占領して併合した歴史があるのだ。むしろ韓国の嫌日のほうが理解できる。やったほうは大して感じてなくても、やられたほうはいつまでも恨みに思うものだ。
　台湾の歴史をwikipediaで調べてみる。日本語版wikipediaを執筆したのは日本人だろうから客観的な見解を得るには多国語版を精査せねばならぬだろうが私にはそんな言語能力はない。それを加味しても、ある程度信用に足る情報だと思った。台湾が親日である事が証拠と言えよう。
　まず、狗去豬來（犬去りて豚来たる）という言葉がある。外省人・本省人なんて言葉もある。犬とは日本人の事で、豚とは戦後台湾に来た中国人の事だ。日本人は番犬として役に立ったが、豚の中国人はどうしようもなかったという故事だ。
　台湾は17世紀にオランダ・スペインの植民地にされたり、その後清国に編入されるが清国は「化外の地」としてまともに統治しなかった。台湾が本格的に開発されたのは日本統治時代になってからである、とwikipedia。やっと台湾が親日である事をより真に理解できた。これまで敵の敵は味方くらいなものだと思っていた。

　ちなみにそうすると韓国（朝鮮半島）。古くから王朝があり中国からも「化外の地」ではなくちゃんと認められていたのだろう。それより外れの日本を下に見るのは中華思想からすれば当然の事だ。

　くだくだ書いたが、日本の嫌韓とか韓国の嫌日とかはノイジーマイノリティーのたわ言だと思う。現に私はDAC（韓国）の悪口を許さない！DACのペグはとても良い物だ。ペグとはキャンプで使うロープを張る際の杭の事だが、バイクキャンプでこの杭は軽量にして堅牢な事が要求される。モンベル（日本の著名なアウトドアブランド）のペグを石で叩いて挿そうとすると曲がるところをDACのペグならなんともない！

　前回の旅以降バイクに火を入れていない！旅で撮った写真も提出できていない。自信作があれば、いそいそと登校した筈だから大した写真がないことは自明だ。先生から「ワクワクする事」を命題として与えられたように思える。ワクワクしてない！バイクに火を入れる事ができないのも、それが原因ではなかろうか？どうしたら自分をワクワクさせる事ができるのだろうか？