西欧に於いては(というのは日本の事情が良く判っていないので)コロナの政府・行政対策に対する市民の反応・対応は結構様々で、国家・政府・社会と人間一人一人のつながり方が様々である事が浮き彫りになったと思う。
突き詰めて言おうとすれば、最終的には自分のする事を他人や政府にとやかく言われたくない、というところに行き着くようだ。自分が生きている環境・社会に対する順応や自分の周囲で生きている人達への共感や共存意識というのは、社会が強制する義務であってしたくない事はしない、嫌なら嫌だと言う。どうしてもしないと自分が生きていくのが難しくなると判断した場合に嫌々ながらする、という程度。
ドイツ人は自分勝手、欧州人は身勝手、というのは短絡で、人間というのはもともとそういうものなのではないかという気がする。彼らは長い時間をかけて、王様に都合の良い決まりを、自分達に都合の良い決まりに変化させてきた。これが更に進めばどこへ行き着くのか、、社会と言う組織はバラけてしまうのか、、それとも人間の大半が共有出来る最低限の縛り(モラルのようなもの?)で機能維持できるのか、、
今後、人間にとって生活の環境は厳しくなる事は誰にでも予想出来ると思うんだが、そうなった時点で、というかそうなりつつあるプロセス上で、形式的な約束事は機能しなくなるに違いない。だからそういった規約・規定・伝統とか型に従って生きていれば良い、という生き方も出来なくなるだろう。
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