出勤電車の網棚に新聞が放置されていて、その1面が見える。森林に関する記事だ。これは読め!という啓示と解釈して手に取って読む。
日本の人工林は老齢化していて京都議定書における二酸化炭素吸収源として認定できない林が多くなっているという。老齢化して大木になると材木にするには厄介でコストを考えると採算が合わないという。人工林の多くは戦後および高度成長期に植林されたもので生育の早い木が植えられた。
だったらブナを植えたらどうだろう?ブナを漢字にすると橅、木へんに無、使い物にならない木だからそんな字を当てられたのだ。まず生育が遅い。林業では選択外だ。漢字になっているくらいだから、材木としても薪としても劣っているのだろうが、最近はブナ材の食器があったりする。
とりあえず、件の記事には最適だろう。ブナは生育が遅いから長らく二酸化炭素を消費してくれる。更には近頃自然博物館ではブナがフィーチャーされている。ブナ林は総じて生態系が多様なのだ。
少しググってみた。人工林でない林は原生林だと思っていたが、天然林・天然生林そして究極なのが原生林であるらしい。バイクでせっせと山奥に入っているくせに、ちっとも解っていない。イデアだと?阿呆か!
ところでこの分野において誰かイデアに到達した者がいるだろうか?林業家?自然科学者?経済学者?誰も解ってない気がする。だったら、しがない私もこの競争に参加してもいいのかも知れない。
一部の自然保護論者の活動を愚かだと思っている。人類も自然の一部なのだから、それを除外した考えは愚かだ。人類の行動は誰にもとめられないのだから、それを想定した学問、経済学・行動学etc.も加味しければならない。私の手に負えるのか知らない。
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