キックペダル

2021年9月23日 木曜日 晴れ
定刻入港と言って良いのだろうか？着岸したのはそうかもしれないが、徒歩での乗客が下船できたのは定刻の10分後、我々はさらに待たされる。まあ急いでないから気にせずまったりとテレビでも見てた。
車両の下船の順番はトラック、乗用車、最後にバイクだ。これは構造上やむを得ない。4階に車両の下船口があり4・5階がトラック、乗用車が3階、バイクは最下層の2階だ。1階にも車両甲板があるがよほど混んでいる時以外使われないのだろう。
4階と5階で料金が違うらしい。「早出し券」なるものがある。これは会社が払うものだからトラッカーには関係なかろう。んな事ないか。4階のトラッカーは船が遅れた場合、会社に連絡して指示を仰がなくてはならない。
下船案内がありバイクに向かい準備する。係員から発進の指示を受けバイクをキックで始動、と思いきやキックペダルが折れた。仕方なくセルで始動。係員は気づいたろうか？あとで断面を見るとかなり前から亀裂があったようだ。困りますなあスズキさん。人力で折れるようなペダルを造ってもらっては。まあいい。

2021年　10月6日　火曜日　晴れ
　てなわけで、本日キックペダルの交換作業をする。ボルトを外して嵌めてまたボルトを着ける簡単な作業だ。
　断面を視て、どのようにして折れたのか推理する。結果わからん。私の推理と反対方向に古い亀裂がある。金属疲労における破断のプロセスは私の素人考えとは違うのではなかろうか？という事にした。忘れなければ調べる。
　作業中に工具でタンクを叩いてしまい塗装が剥がれる。これ仕事だったら重大なミスだよねえ。まあ自分のオンボロバイクでは全然気にならない。ここから錆びて穴が開くと面倒だからスプレー吹いといた。
　オンボロバイクだが一部分でも新品になると何だか気分が良い。とはいえ、未だいろいろ治さねばならぬ所がある。