mixiユーザー(id:11073381)

2021年09月26日20:06

64 view

個人と社会、そして国家、、

コロナが提示した一番大きな問題は、勿論人間とウィルスや自然界との関係は置いておいて、今の世の中に於ける個人と社会の関係、そして国家の在り方だと思う。社会のために(たとえば医療崩壊を防ぐために)自分の行動の自由を限定・規制するというのは大多数の人にとって受け入れ可能な、当然の対応だったが、少数派ではあれ、自己を最優先して、政府・国家の規制を個人の自由に対する介入と受け取って、これに反対している人も多い。マクロンがコロナ対策は戦争である、というような事を言ったが、この「戦争」という言葉は国家が個人を大幅に規制するという点でも、国民が国家のために自分を犠牲にする可能性も含めて、確かに言い得て妙だ。

政府の対策に反対・反抗している人達は、本人は自分の意志で動いていると思っていても、何か別の意図(極右とか陰謀論とかも含めて)のもとに利用されているケースも多く、政府は危険因子として取り扱っている。ちょっと大袈裟に言えばテロリストの前段階のような扱いになっている。国家として集団免疫を目標に政策・対策を進めているので、国民に対してアメとムチの両方を使い分けて目標を達成しようとしているんだが、それが人権という点でオーケーなのか、行き過ぎなのか、意見は分かれるようだ。社会を維持するために個に犠牲を要求する、これは個を重視する西欧社会の中にあって大変難しい問題だ。各国政府はどこまで国民が従属するかテストをしている、という風に本気で考えている人達も相当多いらしい。これには国家・政府に対する信頼の欠如・喪失という多くの国で起きている問題が絡んでいるが、今後、国家という構造体は、それが民主主義形態であれ何であれ、変化を余儀なくされそうな気がしている。100年後の国家とはどんな形になっているだろうか、、

1 8

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2021年09月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

最近の日記

もっと見る