mixiユーザー(id:11073381)

2021年08月20日03:53

55 view

アプレゲール、、そして今、平和だから重箱の底を突くのか?

僕がディーンエイジャーから大学までを過ごしたのは70年代。今から見れば波瀾万丈の時代?と思われるかもしれないが、当人に取っては普通の事で、学園封鎖だ、国労・動労のストだ、なんて当たり前で、檄文を纏った満員電車に乗って通学していた。それが当たり前と思っていた。冷静に見ようとする人は日本がソ連と米国の代理戦争の場になっていた、と言うかもしれない。勿論そうだったと思うし、時代の風潮に流されて動いていた人も多いだろうが、真剣に考えて行動していた人達も極めて多かった。アプレゲールのまっただ中で青春時代を過ごしたとも言える。千葉に住んでいたから、成田闘争のデモで初めて蛇状行進を見た時は鳥肌が立つ程興奮した。戦後のエログロナンセンスは段々と影を潜めていたが、ナンセンスは日本の風土に合っていたのか、どんどんエスカレートして行った。学園闘争が封じ込められ、イデオロギーには虚しさだけが残り、論争は沈静化・形式化して行き、ゴールデン街はファッションと化し、消費が精神の空虚を埋めて行った。学園閉鎖が解かれ、喫茶店でサルトルを語り、即リーベだベセーだと女に走り、合コン記録を立てるんだと息巻くのが1970年代後半の自己実現だった、、僕の友達は実際1年で12回合コンをオーガナイズして、僕もあらゆる女子大の子らと酒を飲みまくった。この時代、大きな喪失感、諦観?と共に何でも許すようなおおらかさが併存していた。今の時代はそれの裏返しのように見える。あの時代あっての今だとも思う。が、今を余り肯定的に見る事は出来ない、、、それは僕がジジイになったから、なんだろう。
2 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2021年08月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    

最近の日記

もっと見る