「鎮憎師」 石持浅海、光文社文庫。
本日3冊目。
再読。
電子書籍。
上手いというかよく思い付いたと思うんです、この設定。しかも石持作品らしさ満載の個性的なキャラたちが繰り広げる群像劇。
しかし、この設定の要となる復讐の連鎖を防ぐという点自体が、正直ちょっと疑問。フィクションだから警察のように逮捕する必要は皆無だが、鎮憎師は彼女が復讐する可能性が高いとみてマークしていたが、一歩間違えたら別の人が殺人していた可能性あるよね。この点を完全に潰した上で、こういう展開・ラストにしてくれたら傑作になったと思います。
まあ、次回作出たら間違いなく読むけどね。
100点満点中69点。
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