「ひきなみ」 千早茜、角川書店。
本日4冊目。
悪くはないんだけど、50歳のオジサンからしたら違和感ありありだな〜。
あの男性といなくなった彼女の関係性、全く違和感なし、いなくなった彼女の生き方、主人公の彼女との接し方、全く違和感なし、違和感ありありだったのは、主人公の会社の話がこの作品に活きていた、作品に必要不可欠なテーマだったと最後まで思えなかった。
主人公の彼女にとって、いなくなった彼女は自分の人生にものすごく重要、未完成のパズルの欠けていたピースみたいなものだと思いながら読んでいたわけ。でもこの会社のいざこざがなければ、このストーリー展開にならない?逆に物足りない日常生活に彼女を見つけて、自分の人生が変わるという、ありきたりなんだろうが、こういうストーリー展開の方がもっと印象に残った気がしちゃったな。
100点満点中69点。
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