2021書評147

｢エレジーは流れない｣ 三浦しをん、双葉社。

思ったよりグッとこなかった、作品に入り込めなかったかな。他の三浦作品に比べ軽く読め過ぎたって感じ。

帯のフレーズからくる勝手なイメージ、先入観より、軽いというか深みがなかった気がしました。作品自体はいい意味で軽いノリの作品なんですが、人間関係の煩わしさやもどかしさはほとんど感じられず、最後までいい人たちが楽しそうに日々生きて次のステージに向かう、こういう話でした。

まあ、ある意味、表紙や帯からくるイメージ通りなのかもしれないが。

実写化というよりアニメ化されそうな話でした。

100点満点中69点。