とはいえ安い中国製品により我が国の製造業が大打撃を被ったのは間違いなかろう。本書の第5章を読み返したが、その点に関する納得いく記述はなかった。貿易とは競争優位はなく比較優位があると言うが後者の説明はあまりなく、筆者がよく解らない事を白状している記述がある。
私は安い中国製品が入って来た時分には製造業に従事していなく、もっぱら消費者の立場であったから安い中国製品にたいへん助けられた。私は中国製品大好きである。もし、この安い中国製品が無かったならばデフレではなくスタグフレーションだったのではないだろうか?
本書では貿易とはwinwinの関係だという。
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