mixiユーザー(id:12569023)

2021年06月07日10:58

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人生意気に感ず「人口減は止まらない。ワクチン接種は加速する。世界も日本も歴史的瞬間にいる」

◇昨年の日本人の子ども出生数は過去最少となった。その数84万832人で前年より2万人以上減少した。婚姻件数も前年より12.3%減少した。これは戦後最少であり、日本の少子化が加速していることを示すもの。出生数の減少は県内も同様である。人口減少は私が県議会にいた時も最大の課題の一つであった。
 人口が減少することは悪いことではないという意見は常にあった。しかしそれは社会を支える力が減少することを意味している。急速な高齢化と同時進行であることを考えると日本社会が活力を失い、じわじわと底なし沼に沈んでいくような不気味さを感じる。コロナ禍が事態を一層深刻にしている。
 20年に「86万人ショック」と言われた衝撃が社会に走った。そのショックがコロナによって更に押し込められた。コロナ禍は自粛を求めるがそれは経済活動の自粛を意味する。倒産が相次ぎ収入が減るのだから若い世代はとても子どもを産む気になれないだろう。コロナの暗雲は日本人の心を覆う暗雲なのだ。
◇雪ダルマが斜面を転がるように社会が活力を失っている。どこかで足を踏み止めなければならない。救いの手はワクチンである。社会の至る所で長い行列ができはじめた。よたよたと腰を曲げて歩く老人の群れが腕をまくり上げ注射をする光景は異様なものだ。後の世の人たちは不思議な思いで振り返るに違いない。私たちは不思議な時代に巡り合わせている。歴史的瞬間なのである。
 5日現在の県内新規感染者は10人であった。この数字は何を意味するのか。瞬間的な安心材料なのか、それとも全体として感染者が減少に向うことを示すひとコマなのか。目前に五輪・パラリンピック関門が近づいてきた。事態を冷静に見ている人は口を閉ざし、少なからぬ人たちはパニックに陥っている。政府の決意は実行である。個人的には楽観論・悲観論の人生観によっても分かれるようだ。事態はやるより他ないところに来ている。尾身分科会会長の慎重論が注目を集めている。これは問題の中枢にいる人が鳴らす深刻な警鐘として重要である。政府はこれを受け止めてなおやり抜く覚悟を固めているようだ。
◇アメリカがコロナに取り組む姿にはさすがと思わせるものがある。アメリカの実力を世界に見せつけている。依然として感染者及び死者はトップであるが内部では大きな変化があるようだ。トンネルの先に明かりが見えだした。(読者に感謝)

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