mixiユーザー(id:5271665)

2021年05月15日14:43

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身動きが取れない

今日一日まったく身動きが取れません。しかたなくPC眺めるか本読むか、それくらいが精一杯。
昨夜は蒸し暑く曇り空、月も無くまたとない夜でした。こんな夜はじっとしているのももったいなく、発電機の試運転かねていつものR山へ深夜徘徊にお出かけ。この時期はゴミダマの珍種シナノオオマルムネが発生のピークのはず。暗闇が迫る中で屋台を組み立てたはいいが、思いのほか風がある。はためく白布につかのまの期待は風に吹き飛ばされてしまう。ともあれ、今夜のメインは夜間徘徊。遠く闇の中にシカの動き回るガサガサという音が聞こえ、ときおりアオバズクの鳴き声が静寂を破る。シナノマルムネは足掛け3年6度目の挑戦。中野文尊さんに昨年教えていただいたご神木を前に立つ。闇の中ヘッドライトに浮かぶ大きな立ち枯れを眺めると、足元近くに大きめの黒い影。ちょっと大きすぎるけれどと思いながらも近寄ると、サトユミアシゴミダマに化ける。その隣の小さめの黒い影はヒサゴゴミダマ。ま、そんなに簡単に見つかるものでもないかと気を取り直し、隣の倒壊しかけた倒木によじ登る。先端付近をつぶさに調べるが目当てのムシは見つからない。ある程度の高さにまで登るとご神木の先端付近(約10m)まで見通しがきく。サーチライトを当てると何やら黒いものがうごめいている。崩れかけた立ち枯れ先端部のササくれに見え隠れしながら活発に動き回るのを見て当たりを確信。ただいくらか距離が離れ、ネットで揺すったくらいではうまく入りそうもない。イチかバチかでネットを木肌にこすりつけてみたが枠の外へ落としてしまう。一度木を降りて3mほどの枯れ枝をつかんで再びよじ登る。さらに太めの枯れ枝を伝いながらご神木の6m付近へとりつくことに成功。ネットを下に受け、枯れ枝で虫を追い込んで落とすと今度はうまくネットの枠内の落ち込んでくれた。まだいくつか樹幹にへばりついているがうまく掬うことができない。こちらは細めの枯れ枝の上に立ち、左手でネットを支え右手で枯れ枝を操作しなければならず、非常に不安定な状態。万一バランス崩して落下したらあの枝にしがみつこう、などと頭に入れながらのアクロバットな採集。それでも段々慣れてきて2頭目をネットに落とし込んだ。しばらく待つと次々に湧き出るように出てくる。この調子なら二けたも夢ではないなとほくそ笑み、3頭目が絶好の射程距離に出てきたので立ち上りネットを延ばした刹那、バキッという音とともに体は空中に放り出された。ヘッドランプに周囲の葉がきらめく星のように舞う。つかまる予定の枝先は伸ばした手先のはるか遠く、あっという間に地表に落下。

 それから1時間近くかかって屋台をたたんで痛む身体を引きずりながら撤収作業。発電機の重さがこたえる。帰宅後念のため救急にかかり、あちこちX線検査したが骨折なしで一安心。後は打撲の痛みが治まるまで数日間の要安静を指示されて帰宅したのであった。今朝になりあちこち打撲の痛みは増幅し、布団から起き上がるのも脂汗が出る。それよりはるかに痛いのは突き刺すような周囲の声であることは言うまでもない。




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