花見ツーリング

ツーリングとは名ばかり、、ポタリング・自転車散歩です。
ファルツの葡萄畑には所々にアーモンドの木が植えられている。これはイナゴとかが発生した際に、葡萄よりもアーモンドやスモモの方を食い散らかすから、らしい。


ピンク色のアーモンドの花はそれほど好きじゃない（桜も派手なピンクのは嫌い、、）が、白っぽいのも結構ある。日本名はスピノサスモモというらしいSchleedornは白い花が上から下まで一杯で香りも良い。日本語では何というのか判らない（中国語では黃香李というらしい）スモモの一種も早くから白い花が咲き、官能的な甘い香りがたまらない、、





葡萄畑はまだ芽が出ていないが、きれいさっぱりと枝が剪定されている。これは冬の間の農家の仕事。下草は色々なんだが、何故かホトケノザを頻繁に見かける。




いわゆるワインシュトラーセに沿った村々はほとんどが葡萄農家・ワイン生産で暮らしている。観光客も多いが、ワインを買いに来る人も多い。いたるところで試飲して、気に入ったワインを注文して家に配送してもらう。そういう人達は家の地下室がワイン倉庫状態だったりする。生産者に直接注文すれば相当安くなる。ファルツ地方の無名のワインセラーなら一本2,5ユーロくらいから買える（味はどうなんでしょうねぇ、、）。





いつも通り、葡萄畑は起伏のある土地なので自転車で走るのは楽しい。時々辛い坂もあるが、まぁ何とかなる、ダメなら押せば良い。


遠くに見えるのは黒い森。1000m以上だとまだ雪が残っているかな、、

道端には色々と草の花も咲いている。



真ん中の写真はハコベ。最近これをサラッだに入れて食べる人が増えている。たまに有機スーパーで売っていたりもする。それほど旨いとは思えないけど、、

Rodt（ロート）という村、、ここはなかなかキレイ。古いワイン農家が軒を連ねているんだが、ゲージュツ家が多く移り住んだ村でもあるらしく、センス良くリフォーム？された家が多い。

丁度来週イースターなので村の井戸が飾り立てられている（昔からの風習）。


門や窓をきれいに飾ってある家が多くて、僕は妻籠を思い出した。もしかしたら意識してるかも、、






昼に家を出て電車で１時間、ぶらぶらポタリングして２５キロくらい。１８時には家に戻れた。あぁ、今日から夏時間、、EUは夏時間を廃止する事すら出来ない（各国が勝手な事を言いまくるので、、）。