チベットの問題から思うこと

「マクロビオティック指導者として世界の色々な問題を知って下さい。目を向けて下さい」
と、久司道夫先生は講師勉強会で仰っていました。

カリフォルニアのカレッジに通っていた頃、周りの留学生は20歳近く年下で、一番年齢が近く（と言っても私より10歳位年下でしたが）仲良くなった子はチベット人の女の子というか女性。

彼女は中国とチベットの関係を事あるごとに話してくれ、恥ずかしながら私はその時初めてチベット人の想いや苦しみを知りました。
授業中、中国からの留学生に対しても、敵意を表すのではなく、彼女はチベット人のことを知ってもらおうと常に冷静に話していたのが印象的でした。

ハワイ島からカリフォルニアに引っ越す時も最後に訪れたのがチベット寺院で、2時間の読経に参加しました。
子ども達は野生の孔雀がいるお庭で遊んでいましたが＾＾；

そして、今またハワイ島の友人小池マナさんから間接的にチベットと繋がるご縁を頂き、彼女から送られてきたチベットの映画を観ながら、大和言葉を遺すことができた日本人の幸運を改めて感謝すると共に、女性がマクロビオティックで世に貢献するということは、子どもを産んで心身共に健康に育て上げて社会に送り出すことと思っていたけれど、人生の帰路に立とうとしている娘と彼女の選んだ進路や夢を想いながら、この時代を選んで産まれてきた生命達の新たな価値観や生き方を考えさせられていました。