1997年3月9日。事件で亡くなられた東電元社員の被害女性(39歳)の事件当時の報道写真を見て、どこか舞踊家花柳幻舟に似た人だなぁ、とぼくは思った記憶がある。だが、この被害者が東電に勤めてまだ間もない頃の画像をgoogle画像で最近発見することになったぼくは驚いた。
とてもキュートな美人だったのだ。ビックリした。
慶応卒の彼女は東電のエリート社員だったが、職場で抱えたストレスが原因で精神を病み、拒食症に陥っていたという。そして昼はエリート社員、夜は渋谷の円山町付近で春をひさぐ生活を送るようになっていたという。その挙句、巻き込まれることになったのが、この事件だった。
故人となられた女性の顔写真をSNS上で並べ立てる無粋は、さすがに躊躇われたのでテキストのみの記事となったが、ストレスが内面だけでなく身体に及ぼしたであろう影響を目の当たりにして、ぼくは愕然とするのだった。
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