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2020年12月17日10:31

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人生意気に感ず「藤原の豪雪と猿たちの姿。集古館の吉野さんのこと。バイデン氏の勝利とはやぶさの快挙」

◇16日、全国的に異常な寒波が訪れる中みなかみ町の大雪が報じられた。この地域の中でも藤原は豪雪で有名である。雪で埋もれた農家は見覚えのある懐かしい光景である。私の電話に集古館の主吉野さんは応えた。「80数年の人生でこんなのは初めてです」。吉野さんは時々山里の便りをくれる人である。山の変化で興味あるのは猿や猪等のこと。彼らは進化して電柵やワナが効かなくなったと嘆く。この人の動物に関する話は面白い。私などは彼らに愛情を抱いてしまうが、当地の人々にとっては農作物が奪われるのだから死活問題なのだ。先日藤原のある人が何匹かの猿を見せしめの為針金で木に縛り付けたら一時一帯から猿の姿が消えたという。ボス猿の司令一下かと話を聞きながら思った。
 吉野さんの著書「雪郷の足あと」に次の一文がある。書き出しには「猿が大変増えて大軍になり各家を巡回しています」とある。「ボスは集団を守るために行動計画を立てての巡回です。ボスは全体を取り仕切り、小頭的な猿は集団の先頭を行き、後から子供や母たち、周囲を監視する猿も4・5頭最後尾にも小頭らしいのが2・3頭見張りながら行くのだ。丁度人間社会の低学年の遠足のようです。村人とも顔見知りのようで女には猿の方が威嚇し、血気な男が見えると静かになって、しかし逃げはしないでじっと見詰めて時間稼ぎをしています。・・・」。
 この話を思い出しながら私は訊いてみた。「こんな豪雪の時、猿たちはどうしているのですか」。吉野さんは答える。「大きな岩の南側などで猿玉と呼ばれる団子になって凌いでいるようです。何日か食わなくても平気です」
 私は団子の真ん中にいる小猿や雌猿の姿を想像した。猿知恵という言葉があるが、彼らにとっては生死を懸けた戦いでありなかなかの知恵に違いない。自然の変化は彼らをも窮地に追い込んでいる。
◇バイデン氏の大統領選勝利が確定し「今こそ結束の時、私に投票しなかった人のためにも一生懸命尽くす」と強調した。「はやぶさ2」のカプセルに肉眼で見える石粒が多数存在するのが確認された。写真を見て私は何十億キロ彼方の惑星が目の前にあることに感動を覚えた。二つの出来事は人類に新しい夜明けを告げる意味がある。民主主義の復活と科学の力は結びついてコロナを克服し、新しい時代の扉を開く。コロナの惨状の中で私は新しい地平線を見る思いだ。(読者に感謝)

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