反政府、反国家、、

コロナで明確になったことのひとつ、、今でも意識としてはアナキストという人が結構居るんだなと。彼らは実は常に反政府、反国家なんだろうけれど、こういう非常事態だと政府の対策が国民の意向を反映していない、という風に強く感じてしまうのだろう。彼らは意識しているから考えもクリティカルで、はっきりと意見を言うしデモにも参加したりする。なんだが、、、ですよ、彼らは結局極右に利用されてしまっている。非常に個人的で組織を嫌う人が多いので社会を大きく動かす力にはなりにくい。

こういった強く政治的な意識を持っている人達とは別に、感情的な反政府、反国家みたいな人達が沢山居る。彼らは自分が政府や国家から疎外されているという気持ちが強い。自分が世界の中心であるはずなのに、思ったような人生を歩めない、貧困だとか職に就けないとか社会からのけ者にされているというコンプレックスが強い。彼らはイデオロギーとかで動いているんではなくて自分の情緒で動いている。それを巧みに利用するのが極右だ。（今左翼というのが消滅しかかっているので極右が目立つのかもしれない。）こういう人達は自分を代言してくれそうな強い個人やオーがナイゼーションになびきやすい。その先に待っているのは専制・独裁だろう。

反コロナ対策デモなどに集まる人達というのはこういった感じではないかと思う。いずれにせよ、これまでの議会制民主主義というのは結構アブナい状況にあるような気もする。アメリカでトランプにあれだけフォロワーが付くというのもそういう事だろう。政治家、議員というのはそれだけでエスタブリッシュメントであり、自分達を搾取している連中のヒモであって消去すべき連中だ、等と考えている人も多いようだし、これは政治自体が自己改革に乗り出さないと更に険悪な状況に陥るだろう事が想像出来る。経済も同様で、大金持ちとかテロの対象になるでしょうね、今後は。今、多くの人を動かしているのは７０年代のようなイデオロギーではなくて単なるヘイト。誰が対象になってもおかしくない。怖い世の中かも、、