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2020年12月09日09:47

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人生意気に感ず「真珠湾攻撃を考える。コロナ危機と自衛隊の役割。自衛隊看護師の派遣とその根拠」

◇1941年12月8日は真珠湾攻撃が行われた日である。奇襲作戦の勝利に国民は熱狂したが日本が奈落へ向う一歩であった。あれから79年が経つ。前年の10月30日に生まれた私は満80歳を迎え、この真珠湾攻撃に始まる太平洋戦争を感慨をもって振り返る。なぜ国力差が20倍もあるアメリカと戦ったのか。緒戦を有利に進めて和議に持ち込む戦略であったが同盟国ドイツが欧州戦線で有利に戦っていることが開戦に踏み切る一つの重要な判断の要素となった。
 ドイツはソ連に奇襲攻撃をかけていたが日本はドイツが勝つと見ていた。ドイツは冬の到来する迄に勝てると計算して冬支度を怠っていた。スターリンは冬まで持ちこたえれば勝てると信じ国民に徹底抗戦として「焦土作戦」を命令した。後退に際し一切の利敵物を破壊せよというものである。
 1941年12月8日はドイツにとっても運命の日となった。独軍はモスクワを目前にしながら猛吹雪の中で後退を余儀なくさせられた。かつてのナポレオンと同様、冬将軍に勝てなかったのだ。日本にとっても大誤算であったが、日本は真珠湾の勝利に酔っていた。アメリカ国民は世界戦争への参加に消極的であったが真珠湾の奇襲はアメリカの世論を一変させる。チャーチルはこれで「勝った」と叫んだと言われる。真珠湾作戦の生き残りの人を始め、「特攻」の経験者が新聞紙上に登場している。最後の灯に違いない。数限りない貴重な命を歴史の教訓として活かさねばならない。
◇東京都医師会の猪口副会長はコロナ感染者の急増につきこのままでは「救える命が救えなくなる」として強い危機感を訴えた。都だけでなく各地で医療従事者の不足、医療崩壊の悲鳴が上がっている。特に深刻なのは旭川市と大阪府で、自衛隊に対して看護師派遣の要請がなされた。自衛隊は災害対策で最後の手段。これへの要請はコロナ禍がいかに深刻かを物語る。自衛隊といえば一般の人々は戦争をイメージする。近年異常災害が多発する中で自衛隊の派遣が目立つ。私たちはコロナ禍を期に自衛隊の役割を法律上で確認する必要がある。自衛隊法は自衛隊の任務を侵略に対し我が国を防衛するとし、必要に応じ「公共の秩序維持」に当たると定める。この関係で更に同法は天変地異等の災害に対し都道府県知事は人命・財産保護のため防衛相に部隊の派遣を要請できると定める。今回、自衛隊の看護師の要請はこのような根拠に基づく。(読者に感謝)

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