陰陽の物差しを与えられたら

フランス留学中の娘が電話越しに「今断食中」と言うから、「熱出したの？」とこっちは心配したら「違う。国家試験前だから」と言い、その後見事フランスの試験に合格していたが、運動会で勝ちたい時や高校受験の時等自分の夢を果たしたい時は自ら食を抜いて臨んできた娘。

この一ヶ月も目標達成の為「お弁当いらない」と言って自ら1日1食にしていた。

毎晩深夜か明け方まで大学入試の論文作成をしているから、「22時から2時は寝た方がいいよ。その4時間眠っていたら8時間寝たのと同じ位の効果があるよ。3時から8時間寝るのとは効果が違うよ」と伝えたら、その日から22時に寝て、2時に起きて論文を書いていた。意外に素直＾＾

自分はアメリカやフランスに留学させてもらいお金を沢山使わせたから塾代までは親に迷惑かけたくないと言って、今まで一度も塾には行かず、この1カ月は根詰めて頑張っているから、良いアドバイスでもしてあげられたらと思い、論文を読ませてもらったけれど、私では役立たず^^;
私の父と電話で論じ合いながら自分の考えを深めていた。

明日提出するという時に「とにかく後悔がないかどうかだよ。やるだけのことをやったのなら、後は結果はどうであれ宇宙があなたに良いように導いてくれるから。」と言ったら、「やっぱり納得いかない」と言って早朝から書き直し始めた。
母としては「娘の魂が芯から喜んで羽ばたける人生の為にご縁のある所に導かれますように」と宇宙に委ねるのみ。

学校で良い点数取ることよりも、毎朝同じ時間に便を出していることを誉め、先月も高桑さんと夕飯を食べながら、桜澤先生のCruxを共に考えたり等、生きる為の力となる宇宙法則を自分で考えることが常の環境で育ってきたが、
人生を切り拓いていく為に、物心ついた頃から体感してきた陰陽の知恵を自ら考え活用している娘を眺め、生まれる前から知っている我が子同然に付き合ってきたマクロビオティック同志達の子ども達14人が集まった時、自分の子も含めこの子達が日本や海外に散らばり、陰陽の物差しを活用しながら人生を展開し、夫々の場で影響力を発揮するのだろうな、一粒万倍だな、と思ったことを思い出した。

今の娘の目標はマクロビオティックの教室をやることではないが、国際社会で陰陽の判断力でこの子達が活躍していくことで、社会の調和に貢献していけるのかな。
そんなマクロっ子達を育てる母親業を与えて頂き、なんて遣り甲斐があり、有難いことなんだろう。

ただ一つなかなか伝わらないこと。それは、「良く噛む事」
「意志あるところに道は開かれる。意志力は意歯力だよ。良く噛んでいるだけで人生は変わり、どんどん思い通りになっていくよ」と何度も伝えているけれど…早い早い、食べるのが。
私の伝え方も悪いのだろうけれど、まだまだ陽性過ぎるうちの子達^^;

今夜の夕飯時、
娘「みんな私のことを陽性陽性って言うけれど、私、そんなに陽性じゃないんだけれど！」
息子達と私「・・・・・・」
次男「声は大きいし、朝から大声で歌うたいながらノックもせずに、バンってドアを開けて人の部屋に入ってくるし…！」
^^;

そこから、誰が肌の色が一番黒いだのお互いの陽性度を競い合い始め、今日も騒がしい夕飯時＾＾;