mixiユーザー(id:12569023)

2020年11月09日10:11

16 view

人生意気に感ず「50州の沸騰。アメリカが一つになる時。動き出したうねり。権力の空白は許されない」

◇目の前の机に色分けされた50州の地図がある。情報が飛び交う度に何度も目をこらした。多くの日本人にとってアメリカ各州の知識は乏しいに違いない。ジョージア・テキサス・アリゾナ・コロラド・ネバダ等々も西部劇の舞台として受け止めていた人々も多いはずだ。それが今やにわかに大統領選出の重要な場面に変化した。4年に一度の米大統領選は世界中が注目する。アメリカ合衆国は世界の民主主義の拠点であり大統領には世界の民主主義のリーダーとしての役割が期待されているからだ。今回の選挙をより複雑にそして重大なものとしているのはトランプという特異な人物の登場とコロナウイルスの襲来である。現在大混乱の舞台が終演の幕を下ろそうとしている。この一連の流れはアメリカ史の理解なしには到底納得できない一面がある。トランプとバイデンの発言を対比する時、私はアメリカの独立宣言と南北戦争を重ねないわけにはいかない。そして対立する民衆の必死な姿を見る時、そこには限りない教訓の可能性が潜んでいることを感じる。
◇トランプ氏の自暴自棄振りに比べバイデン氏の格調高い言動が目立つ。それは今後のアメリカの動きを示唆するものだ。民主主義の大義を掲げ「政治の目的は対立を煽ることではない。国民として一つになり傷を癒やす時だ」、「私に投票しなかった国民の為にも尽くす」と強調した。与党・共和党の重要な人物からもトランプ氏を公然と批判する声が上がり始めた。「自由の大義や国の基盤を損ない危険な感情を扇動している」、「見るに堪えない」等だ。いずれも共和党上院議員の声である。
 国としても実質バイデン大統領としての動きを始めた。私は権力の空白が許されないというアメリカの緊迫感と決意を感じる。バイデン氏の自宅周辺の上空はテロに備え飛行禁止区域に指定された。また、特に私が重視することは政府機関がバイデン氏へ各種の情報報告を始めたことだ。これらの状況は洗脳され催眠術にかけられたような熱狂的支持者を遠からず冷静にさせるに違いない。そしてこれら全体の動きを司法当局は冷静に観察している筈である。トランプ氏は法廷闘争・訴訟での戦いを叫んでいるがアメリカの司法は健全だと私は信じる。
◇トランプ氏の言動は、ポピュリズム(大衆迎合)の権化の如くであった。それに劣らず大衆を煽ったのはアメリカのメディアであった。無軌道なトランプ流を定着させ大衆をその気もさせてしまったのだ。日本のマスコミも大いに学ぶべきだ。アメリカの復活が大きく始まることを私は信じる。明日はバイデンの演説を書く。(読者に感謝)

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年11月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930